自由診療に関わる治療リスクと副作用について
ホワイトニング(ホーム、オフィス、デュアル、ウォーキング)
- ホワイトニングの処置は個人により効果の現れ方が異なります。通常、歯の明るさは増しますが、すべての方が必ずしも現在の状態から改善されるというわけではありません。
- ホワイトニング効果の持続期間は、変色の原因および生活習慣によっても変わってきます。
- ホワイトニングにより知覚過敏、歯肉灼熱感、粘膜の潰瘍、歯の痛み等を生じることがあります。場合によってはホワイトニングを中止させていただくこともありますが、これらの大部分は一時的なもので、通常数時間から数日で治癒します。
- ホワイトニング以前に知覚過敏の傾向がある場合、ホワイトニングを行うことでさらに症状が悪化することがあります。
- ホワイトニング効果の持続期間は、変色の原因および生活習慣によって変わってきます。さらにホワイトニングを受けた歯は元の色に少しずつ戻る習性があるため、3~6か月毎に受診(メインテナンス)をお勧めします。その際、再処置が必要となる場合があります。
- 妊娠中・授乳中の方にはホワイトニングは適用ではありません。妊娠の可能性がある場合も時期をずらして行うことをお勧めします。
- ホワイトニングを行うと、歯の表面に点状の白い模様が現れることがあります。これは歯にもともとある白斑(点状の白い部分)がホワイトニングにより強調されたものです。数週間から数か月経つと周りに馴染んできますが、それでも気になる場合は歯を削って白い詰め物をする処置をする必要となる場合があります。
- 通常のホワイトニングにより神経のある歯の色調は明るく変化します、しかし詰め物や被せ物の色調は変化しません。また、神経の無い歯も色の変化は小さくなります。そのためこれらの色調が異なって見えるような場合は処置をやり直すことがあります。
- ホワイトニング期間を通じて避けていただきたい食べ物を別紙にてお渡しいたします。また、ホワイトニング期間中はできる限り喫煙を避けてください。
自費コンポジットレジン、セラミックインレー
- 自費用のコンポジットレジンを用いても、経年的な変色は避けられません。常日頃の口腔内管理や定期的なメインテナンスがとても重要になります。
- セラミックでできた部分的なかぶせもの(セラミックインレー)やコンポジットレジンは、過度なかみ合わせの力や硬い食物により破損したり脱離したりすることがあります。
- 歯の一部の修復に用いる手法ですが、その大きさによっては破損の可能性が高まるため、より大きなかぶせものをお勧めすることもあります。
口臭検査
- オーラルクロマという口臭測定器を用い、口臭の代表的な原因物質とされている揮発性硫黄化合物(VSC)3種類の気体量を測定し、客観的な数値を提示いたしますが、口臭の治療を行うわけではありません。
- 口臭は1日のうちでも、飲食状況、喫煙状況、口腔内乾燥状況など、様々な要因により変化します。検査の結果は、すべての状況を示したものではありません。
- 特にVSCのうち硫化水素の値が閾値を超えている場合、オプションとして細菌カウンターという機器により、舌の上の細菌量を測定することを推奨しておりますが、これは口臭の原因の一部を裏付けることが目的であり、この結果のみで原因が特定されるわけではありません。